セクゾ担だけどSixTONESと終わることない夢を見たいと思った

こんにちは。
夏が終わりました。
『Over Flow』を流しては、ロスを引きずって泣いている激重オタクです。

簡単に自分のことを話すと、韓国の大学院に通っていながら、Sexy Zone菊池風磨くんを担当しています。
どっちが本業かっていうとまぁ後者だよね。


今回は「Sexy Zoneの菊池風磨担のオタクが、『風 is I?』の公演によって軽い気持ちで推してた松村北斗に沼に落とされ、SixTONESにズドン‼されながら掛け持ちを決意した」という、夏の終わりにぴったりな内容(?)です。
こういうのなんて言うんだ?沼落ち?降りてないから担降りではないし。カケモ表明?ええぃわからん、ジャンルはともかくオタクのたわごとに間違いない。


各グループ担のみなさん、それぞれ8月どころか夏の全て捧げて楽しんだことでしょう。
私もめちゃくちゃ楽しんだ。
入った現場は、『風 is I?』(以下、風I)8/4公演と、萩谷くんのお尻を見に『ABC-Z 5Stars 5Years Tour』横アリの8/9公演。あとは無駄にTDCに住んでいた。

風Iの公演がめちゃくちゃ最高に良さすぎて、もう語彙力と生命力と精神と魂とその他人間が生きるために必要な諸々をTDCに置いてきたことは、ブログでもTwitterでもしつこいくらい語ってきた。(下記の過去記事参照)

u8ru8c.hatenablog.com
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そもそも、私のSixTONESに対する印象とは、「なんかギラギラしてて見た目の治安がよろしくなくてファンのノリがすごい」だった。
もっと言葉を選ばずに言えば、「SixTONES=強そう」「SixTONES担=ヤクザ」。
ジャニーズにハマってすぐセクゾ担になった私が、「あ!すごくすき!推したい!」と思ったジュニアが北斗くんだったけど、それも「SixTONES松村北斗」っていうよりも、「松村北斗」単体に惚れたつもりだった。
なにせ惚れた北斗くんのパフォーマンスは、風磨くんの『But…』でバックとして踊る姿だったし、人柄やキャラを知ったのはSixTONES結成前の番組を通してだった。
北斗くんを見るためにSixTONESのパフォーマンスは見ていたけど、だからといってSixTONES推しているつもりはなかった。
たまたますきになった子がSixTONESのメンバーだった、という感覚。
だからこそ、大好きで大好きな風磨くんのソロコンのバックがSixTONESだって知ったときも、(まぁ公式発表はなかったから正しくは”察した”だけど、)「やった~~~~大好きな担当のソロコンにいちばん推しているジュニアがついたぞ~~~~風磨くんと北斗くん一緒に見れるラッキ~~~~~」くらいの気持ちだった。
公演後に情緒がすごいことになって、あれよあれよという間に「松村北斗」名義でPay-easyした自分に驚いたけど、その頃も「SixTONE担」としてというよりは、北斗くんにのみ心臓を捧げたスタンスだった。
もちろん、少クラとか見てSixTONESかっこいい~~って圧巻されたことはあるけど、そもそも私がアイドルっていうかユニットという概念自体に冷めているのと、未来が不透明なジュニアのユニットを推すのはこわいという理由で、SixTONEというグループを見て見ぬふりをしていた。


私は以前韓国アイドルのファンだった。
アイドルやユニットという概念を冷めた目で見てしまう原因は、もちろんそのときの経験に基づいている。
初めてすきになったアイドルグループは、そもそも人数がとても不安定なグループで、友達に「何人グループ?」と聞かれるたびに口ごもったりした。「だいたい10人前後かな」とか言うと怪訝な目で見られたりもした。
担当グループ以外にも、界隈ではメンバーの脱退やいじめの噂が相次いでいた。
あるときから慣れきってしまって報道に揺らがなくなったけど、その頃にはとっくに「グループ愛」なんて幻想に過ぎないんだなと心が擦れていた。
たとえ〇〇というグループのファンを名乗っていても、愛着があるのは自分の推しているメンバーとかその周辺で、グループ自体に愛着をもたないことが普通になっていた。

あと、韓国ではひとつのコンテンツとして人気のあるサバイバル番組だけれど、私はあるひとつ番組だけ、熱心に視聴していたことがある。
その番組は、ある事務所の練習生2グループが毎回パフォーマンスを競い、専門の審査員や視聴者の投票によって片方のグループだけデビューできるというものである。
私は毎回泣きながら見ていたし、両方のグループに胸を熱くしながら、片方のグループを応援して投票も熱心にしていた。
結果、私の応援していたグループが勝ってデビューしたけれど、数年後私のすきだったメンバーが心身ともに病み事務所を脱退。(しかし後に別事務所でバンドを結成してデビュー)
そして番組で負けた方のグループも、またサバイバル番組に出演した後にデビュー。めちゃくちゃ売れている。
なんだこれ、茶番か、と思ってしまったのは私だけだったのだろうか。


そんなわけで、色々あってこれ以上アイドルを応援するのはつらいむりと界隈を抜け、アイドルのことなんか1mmも考えずに生活の拠点を変えてバタバタしていたはずなのに、重く固く閉ざしていた心のドアをある日突然突き破ってきたのがSexy Zoneというアイドルなんですけど、このあたりは今回の本筋からは少しズレるので省略します。
私は本当に新規なので、リアルタイムで体感していない歴史があまりにも長いし、自分でも完璧に追いきれているとは言えない。
ただ、私が今「Sexy Zone」というアイドルに対して、ある種のトラウマを捨て去り心のドアを開き、全面的に信頼を寄せて応援しているのは事実なわけで。
5人が重くて苦しい月日の積み重ねを乗り越え、ステージの上でキラキラと光ってくれている姿が、何よりもどんな言葉よりも信じるに値すると思った。

何よりも感銘を受けたのは、自担の菊池風磨くんが語った「Sexy Zoneになりたい」と言葉だ。

「Sexy Zoneになりたい」

なんていい言葉なんだろうと思った。
アイドルが自分のグループへの愛を表す言葉として、これだけ説得力のあって純粋でまっすぐな言葉があるのだろうか。
私は残念ながらSTAGEツアーには行けなかったし、その言葉やステージ上のパフォーマンスを実際に五感で体感することはできなかったけれど、彼のこの言葉に胸が熱くなって涙が出てきたことを覚えている。

そして、今回風磨くんはソロコンサートを通して、刹那という一瞬一瞬まで丁寧に使ってその言葉を伝えてくれた。
例年のように「菊池風磨とジャニーズJr.」ではなく、菊池風磨SixTONESというメンバーで作り上げたステージは、何よりも彼がSexy Zoneの一員であることを際立たせた。
バックでついているメンバーも、「ジャニーズJr.のひとり」ではなくSixTONESとしてそこに立っていた。
特にそれを感じたのは、毎年「菊池風磨の友人」という顔をしていた樹が、今年は「SixTONESの田中樹」としていることを感じたからだ。
だからこちら側も、当然のように「SixTONES」を魅せつけられる。「バックのジャニーズJr.」ではなく「SixTONES」を。

それに、私が入った初日の公演で樹が「Sexy Zoneにいる風磨がすき。あるときから覚悟をきめたよね(ニュアンス)」というようなことを話していたけれど、その言葉が胸を熱くさせたし、その言葉に対してやさしく笑って肯定する風磨くんの姿を滲んだ瞼で確認した。
何よりも、その言葉を伝えたのが樹だということが本当に嬉しかった。


私が公演に入ったあと、文字通り全てを持っていかれもぬけの殻になったのも、「Sexy Zoneになりたい菊池風磨の覚悟」SixTONESとしてデビューしたい闘志」を見せつけられたからかもしれない。
見せつけられたなんて生半可な言葉ではない。叩きつけられた。刻みつけられた。全身に電気が入って、身体が持ちこたえられなくなった。
私があの日あの公演で惹きつけられたのも、「ジャニーズJr.の松村北斗」ではなく、「SixTONES松村北斗」だった。間違いなく。


現場ロスを引きずりながら過ごし、いつもの生活圏に戻ってきて数日。
あのときの衝撃を昇華させたい、したい、今ならできると思った。
私は狂ったようにSixTONESの姿を探した。6人のパフォーマンスを魅せつけられながら、「あ、負けた」と感じた。
「グループ愛なんてまやかしだ」「行先が不透明なグループを推したくない」という、私の意地が粉々に崩れていった。というより、こんな意地はいらないんだなと思った。
私は風I後からずっと、「おまえ実質スト担じゃん?」みたいなことを指摘されるたび、「ちがう!私はスト担じゃない!松村北斗推しだ!」とヤケになっていたけど、もうそんなつまらないことにこだわる必要はなくて、私はSixTONESがすきだって言っていいんだと思ったら嬉しくなった。



というわけで、Sexy Zone担のオタクがSixTONES担とも名乗りたい、いや名乗る!もう私はSixTONES担だよ!っていう話でした。


私はずっと「担当」という概念をひとつの椅子のように考えていて、「担当という椅子に座らせたいのはSexy Zoneだし菊池風磨だけ」と思っていたし、周りにもそう言っていました。
その椅子に風磨くん以外を座らせるなんて信じられないし、Sexy Zoneを立たせて他の子を座らせるなんてありえないと思ってました。
でもそうじゃなくて、椅子の数を増やすのも減らすのも自由だし、同じ椅子じゃなくてもソファーだったり座布団だったり、どんな場所に座らせてもなんでもいいんだな、なんてある種当たり前なことにやっと気がつきました。
椅子を増やす行為が排他的なことではない。


私がブログのタイトルにしているように、心のドアを開いてやって来たSexy Zoneが見せてくれる、ポップでキュートな夢がすきなんです。
でも、一度また閉じかけたドアをまた開いてくれたSixTONESとも終わらない夢が見たいなと思いました。
アイドルを応援するということに対して、世間一般的には消費のイメージが強く、そもそも資本主義社会な今日そこに数字的な価値がつくのも事実です。
そういう意味でも、アイドル消費文化にマイナスなイメージをもっていた私に、Sexy ZoneSixTONESは数字で交換される以上の価値を与えてくれました。


Sexy Zoneの創るSexy時代についていきたいSixTONESと終わることない夢を見たい、それが今の私の気持ちです。


ご覧いただきありがとうございました。




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湾岸Live発表されましたね。
EXシアターのSixTONESの単コン行けなかったことを後悔して死にそうなので、とりあえず申込みました。
論文資格試験 + 学期末のessay×2 + 学期末の発表×2 + 論文指導で追われてる時期のはずなんですけどねハッハッハッ