ポップでキュートな夢みて

キラキラ輝くキミたちについて @u8ru8c

「(風 is I?ロスが)止まらねぇぇ!!」


2014年5月、初夏の日のこと。
私はある決意をして東京ドームシティホールに来ていた。
アイドルのファンでいることをやめる決意だ。
最後の公演としてやって来たのは、韓国のあるアイドルグループのファンミーティングだった。
当時いちばんすきなグループで、どうしてもこの子たちを応援することができなくなって、それならアイドルオタクをやめようと思った。
泣きながら両部を終え、妙に疲れた気持ちで、あるいは吹っ切れた気持ちでTDCを後にした。


それから3年と数ヶ月後、2017年8月の暑い夏の日。
私の身体は再びTDCの前に来ていた。
水道橋駅を降り、ブランクを感じさせないほど慣れた足取りで会場に向かった。

皮肉なことに、アイドルのファンをやめる、アイドルオタクをやめると固い決心をした場所に、アイドルのファンとして再び帰って来たのだ。

私は楽しくもつらかったアイドルオタクの思い出のせいで、絶対にアイドルオタクにはもうなりたくない、なれないと思った。
それなのに、別ジャンルのアイドルにハマってしまった。
こんなはずじゃなかった、私の人生が狂ってしまったと本気で何度も思った。


結論から言うと、久しぶりに肉眼で見たアイドルは、生で体感した公演はものすごくかっこよかった。
魂が震えるのを感じたし、公演中に泣いた。

ついていきたいと思った。
ファンとして、彼らの行く先を見届けたいと思った。
しびれてしまった。
キラキラとした彼に。ギラギラとした彼らに。


そんなわけで、風 is I?のロスが止まらないという話。

Kドルを追っていた頃の私は、公演後はたいてい「よかった!かっこよかった!最高!明日からがんばろう!ごはんおいしい!生きるって楽しい!」という気持ちだった。

ところが風I後の私は、「とりあえずお腹空かない」「咳が止まらない」「しんどい」「むり」が口癖だ。
なんだろうこれは。
アイドルを見て自分がこんなに疲れているのが初めてで、かなり動揺をしている。
いったい何がしんどいのか、何がむりなのかがわかるようでわからない。


セットリストのプレイリストを毎日擦り切れるくらい聴いて泣いて。
かといって他の曲が聴けるわけではなくて。
気を抜けば「風磨くんに会いたい」「風磨くんかっこいい」と口からこぼれて。
周囲には「やつれた」と言われて。

そこそこアイドルオタクやっていたのに、こんなことが初めてでどうしていいのかわからない。
現場ロスに効く薬はなんですか?(ask)



前記事で北斗くんにPay-easyしたことを書いたけれど、降りるどころか私はどんどん風磨くんのことをすきになっている。
あんまり盲目的なことを言うタイプじゃないのに、平気で友達に「風磨くんは宇宙一かっこいい」とか口から出るのだ。
風磨くんのことをすきなのかどうなのかも怪しい。
むしろ私をこんなにおかしくしたことを憎んでいるのかもしれない。愛憎は表裏一体って言うし。
毎日会いたいって思うし、ステージの上で輝く姿を想像するだけで涙出るし、謎にセンチメンタルになる。本当におかしい。


8月11日の少年倶楽部を見てさらに虚無になった。
風磨くんとSixTONESがMy Lovin' Seasonを歌っている姿を見て、かっこいいなかわいいな天才だなどうしてこんなにキラキラしているんだろう公演思い出しちゃうなしんどいなむり風磨くん儚いな北斗くんの顔がきれいだな樹楽しそうだな嬉しいな高地の笑顔しんどいな京本顔が麗しすぎるぞCGかよジェシーは脚しか見えないな長いな慎太郎いちいちかわいいなふまストの空気感すきだなでももう風 is I?の公演を生で体感することはできないんだなえ?まってそんなのむりなんだけどえ?私だけ?こんなに置いていかれているのって私だけなの?(ここまで息継ぎしません)って悶々してしまった。
もはや自分が何を求めているのかがわからない。


風Iロス芸人を絶賛営業している。
季節はどんどん進むし、私だって現実に戻らなくてはいけない。
そのうち涼しい風が吹いたら夏は終わるし、月が変わる前に私は韓国に帰ってきっと研究室の自分のデスクに座らなくてはいけない。

だって、風磨くんは最終電車に乗っていってしまった。
見送った私たちも、憂鬱の駅を駆け抜けなくてはいけない。
わかっている。